水ぶくれはつぶす?つぶさない?〜最適なケアの方法は?〜

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新しいシューズを使い始めてすぐとか、長い時間練習したら気づいたらできてしまっている「水ぶくれ」。たとえ小さくても、ものすっごい痛みを生み出し、痛くてうまく動けなくなったり、全力で走れなくなったり、パフォーマンスを低下させたりもする、厄介なヤツ。

水ぶくれができたとき、水はすぐ抜いた方がいいのか。それとも、そのままにしておいた方がいいのか。皮はやぶっちゃってもいいのか。どうやってケアしたらいいのか。

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>>今回の参考論文はコチラです。

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Managing Blisters in Competitive Athletes

水ぶくれができる原因・予防方法・ケアの仕方についてまとめられた論文です。リンク先ではAbstractしか見れませんが、簡潔にまとめられている論文でした。

 

水ぶくれができる原因

水ぶくれができる原因は、以下の3つがあげられています。

 

汗(特に手足)

汗は皮膚をしめらせ、柔らかくする(お風呂に入ったあとのふやけた状態みたいな感じ)ので、水ぶくれができやすくなります。よって、汗があまり蒸発せずに肌にとどまってしまう、夏の気温と湿度が両方高い日は特にできやすいです。

 

皮膚・肌への摩擦

また、特に足に水ぶくれができやすい理由が、シューズによる足の皮膚への摩擦です。摩擦によって、皮膚の下や中に少量の液体が生み出されます。

 

強度の高い持久的な運動や長い時間の練習

足にシューズがフィットしていない場合も、水ぶくれができやすいですね。「足とシューズがフィットしていない=摩擦が増える」ということになりますからね。

 

上に挙げた原因の他にタバコを吸う人は水ぶくれができやすいというのも、参考文献には挙げられていました。理由としては、ニコチンなどの化学物質により、慢性的に皮膚の細動脈の血管が収縮し、それが皮膚を弱くしてしまうため、水ぶくれができやすいということです。

 

水ぶくれの予防方法

それでは、水ぶくれができるのを予防する方法について。これは単純に、上に挙げた水ぶくれができる「原因」が起きないようにすることです。

 

自分の足のサイズに合ったシューズを使う

まずは、自分の足のサイズに合ったシューズを使うということ。例えば、自分では足は27センチだって思っていても、実は成長していて27.5センチになっているかもしれない。もしくは、左右で足のサイズが違うなんてこともよくあります。更には、同じ27センチのシューズでも、ブランドによって微妙に数ミリ程度サイズが違ったりもします。

新しいシューズを買う時は、色んなサイズを試してみて、できるなら少し走ったり動いたりしてみて、感触を確かめて、自分の足に合ったシューズを使うようにしましょう。

 

靴下選び

次に、どんな靴下を使うかも、水ぶくれの予防にはとても重要です。

靴下が汗を吸って湿った状態のまま長時間走ったり動き続けていると、上でも言ったように、皮膚がふやけた状態になるので水ぶくれはできやすいです。なので、特に夏は、汗を吸ってもすぐ乾くような靴下を使うようにしましょう。

この論文には、コットンやウールの靴下は、水分を吸収したままその湿度を保ってしまうためダメ。ポリエステルやアクリルの靴下が水ぶくれの予防には適した靴下である、とありました。

 

水ぶくれができてしまったら?

それでは次に、水ぶくれができてしまったら、どうケアをすればいいか。今回の参考論文では、水ぶくれの大きさによってケアの仕方を分類しています。

 

A)直径5ミリ以下の水ぶくれ

直径5ミリ以下の小さい水ぶくれは、無理に薄皮を破ったり、穴をあけて水分を取り除くべきではありません。自然に水分が抜けるのを待ちましょう

また、その水ぶくれをこれ以上大きくしないために、セカンドスキン、ワセリン、靴擦れ用のバンドエイドなどを使って、その水ぶくれを守りましょう。

 

B)直径5ミリ以上の水ぶくれ

水ぶくれが5ミリ以上の場合は、水分を抜いた方が良いでしょう。どのように抜くかは、以下の手順で。

  1. ぬるま湯とせっけん(ソープ)を使って、水ぶくれとその周辺をキレイにする
  2. しっかり消毒した針などを使って、水ぶくれに小さな穴をあける
  3. そのあけた穴から押し出すようにして水分を抜く
  4. しっかり水分を抜いたら、再びぬるま湯とソープでキレイにする
  5. セカンドスキンやバンドエイドなどを使って、あけた穴からばい菌が入らないようにする

 

水分を抜くために穴はあけても、薄皮ははがさずに残しておきましょう。薄皮は、その下の皮膚を守り、保護してくれます。もし薄皮の下の皮膚の部分に新しい皮ができて、薄皮がとれそうな状態になったら、そのときに取り除きましょう。

上に紹介した手順の5)で言いましたが、穴をあけるということは、そこからばい菌が入りやすくなってしまいます。穴をあけた後は、1日数回せっけんでキレイにして、バンドエイドなどを毎回貼って、ばい菌が入らないように清潔に保つことが大切です。

もし水ぶくれの穴をあけて水分を出したとき、その液体が透明ではなかったり赤かったりしたら、ばい菌が入って感染している可能性が高いです。感染を抑える薬を使うか、病院で診てもらいましょう。

 

更に、湿潤治療と組み合わせれば、水ぶくれはすぐに治るでしょう。

>>湿潤治療についての記事はこちらから。

 

小さな水ぶくれで、自分の100%のパフォーマンスができないなんて、悔しすぎますからね。できる予防はやって、常に思い切ったパフォーマンスができるようにしましょう!

 

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